2013年春夏コレクションで登場した、繊細な線が特徴の柄です。繊細な筆遣いととても細くこまかい鉛筆の線画と跡を再現するためにデジタルプリントを使用しています。
最初に出たブルーや淡いグリーンの落ち着いたカラーが人気になり、その後明るい色使いのものも発表されました。隅々まで規則的に、自由に伸びた花々が優しく幻想的な表情を見せます。
2009年シティポプリン用にリバティ社のデザインスタジオで作成された「ダンクレア」を元に、2012年春夏にスウィムコレクションで「スイム・ダンクレア」としてリドローされた一柄を元にしています。
向日葵や紫陽花の花々がのびのびと咲いている様子を大きく大胆に描いた柄で、ブルー系からピンク系、グリーン系、ブラウン系など季節に合う色合いで様々なバリエーションをもちます。
1940年に初めてプリントされた柄で、ガーデニング愛好家のお庭をイメージして様々な花をミックスしたフラワーデザインです。
歴史あるリバティ・アーカイブに対するトリビュートとして、受け継いだ秘蔵のデザインを新たにアレンジし2006年春夏コレクションで登場しました。
一番の定番、紫と明るいグリーンの色は、小物から大きなファブリックまで幅広く愛用されています。
リバティ・ファブリックスのアーカイブに保管されていた小さな紙サンプルにあったデザインから描かれた柄です。庭に咲く花々がお話したり、おしゃべりしながら不思議の国への道を歩むアリスの旅からインスピレーションを得ています。
ダークトーンの紺色地に白っぽいライラックの咲くものや、優しい水色にふんわりしたピンクの花が咲くものなど、色によって大きく印象が変わる柄で、ひとつひとつの花が大きいため面積を見せられるワンピースなどが人気です。
2009年春夏に登場した「ミセス・ロビンソン」。大胆な大花でありながら繊細な線画のデザインで2009年テキスタイルのトレンドとなった柄です。
アンジェリカ・ガーラはそのミセス・ロビンソンをベースにスケールを縮小し、クラシックコレクションの為に新たにリドローされ、ドレスファブリックとしてより使いやすくなりました。
ビビッドなピンクを基調にオレンジやイエローを用いた人気カラーは、夏の元気なリバティを思い起させる定番柄になりました。
英国の近代デザインの父ウィリアム・モリスが生み出した「ストロベリー・シーフ」。日本では「イチゴドロボウ」という名前で親しまれ、コアなファンを魅了し続けるナンバーワンの柄です。このデザインは、モリス自身がイチゴを育てようとしたときに、鳥に食べられてしまった経験からインスピレーションを得て1883年に制作されました。
1995年にクラシックコレクション入り、不動の人気を誇るクラシカルでかつエレガントな柄です。
自然や人の営み、あらゆるものから着想を得たテキスタイルが様々なアーティストから生みだされています。
一世紀以上創り続けられたプリント柄の種類は数万点とも言われています。
リバティと聞くと、花柄を思い浮かべることが多いですが、動物の総柄や幾何学模様、クリスマスや街の風景を抽象化した柄などバリエーションも豊富です。
また描かれるタッチも様々で、ウィリアム・モリスに代表される「イチゴドロボウ」のように緻密な柄もあれば、大胆に花を描いたアンジェリカ・ガーラ、水彩の優しい雰囲気をプリントに落としたフェルダやイルマなど、「これもリバティだったんだ!」と驚くような違いがあります。
間違いなく世界中の人を魅了し続けるポイントのひとつです。
リバティプリントの生地を見て誰もが直感的に「きれいだな」と感じる秘密は生地の「タナローン」にあります。
タナローンとは、とても細くした上質な綿を高密度で編んだコットン生地のこと。
軽くて柔らかく、表面はサテンやシルクのような滑らかさがあるのが特徴です。
例えば0.3mmの細いペンで描いたような繊細なラインやデザインは、布へのプリントでは通常がたがたになってしまいますが、タナローンはこういったリバティのデザインの特徴を美しく再現するのに優れています。
お洋服に関しては、肌触りが良いため一度着ると忘れられない着心地。そして、しわになりにくく自宅でのお手入れがしやすいのも長年愛用するのに魅力的です。
お洋服、バッグ、ポーチ、ハンカチ、ティッシュケース、クッション、マルチクロス…
ファッション雑貨からインテリアファブリックまで、布を使ったアイテムに必ず付けられている、ロゴが入った紫色のタグ。これは正規品である証です。
リバティプリントとは、イギリス ロンドンに構えたリバティ“百貨店”のプリント生地のこと。
リバティ社が布をお洋服や小物に仕上げて販売しているものもありますが、日本国内のメーカーさんが生地を買いその布で商品を作ることを正式に許可されている目印になります。